先日は上記会に出席しました。今回の講演は大阪はびきの医療センター耳鼻咽喉科の川島 佳代子先生の「舌下免疫療法への取り組み〜小児における普及をめざして〜」でした。5歳以上の小児にも舌下免疫療法が適応になりこの治療はアレルギー性鼻炎はもちろん、小児気管支喘息の症状緩和の可能性も高いと期待しています。一方で特に乳幼児のアレルギー疾患の診断が難しいこと、この舌下免疫療法をおこなうにあたっての留意点や副作用についての理解が本人任せにできないこと、もし副作用が生じたときの対応(生命に関わるような副作用の可能性が0ではありませんなどを考えると小児科や小児科のある病院などと連携して行うのが安全かと思われます。当院でも治療を希望される方がいらっしゃるのですが、もう少しこのあたりの整備がされてからの方が良いかと考えています。