今月に入ってから、発熱者が増えコロナやインフルエンザが猛烈に増えている。気のせいか戸畑祇園が終わってから加速度的に増加しているようだ。当クリニックにおいても発熱患者数が増え、検査希望の方をお断りせざるを得なくなっている。そんなこの頃、昨日（7／30）午前中の情報番組で、プールか何かの話題だった思うが、アナウンサーが「コロナもおさまってきて皆さん、海に山に〜・・・」という内容の発言をしていた。どんどんコロナ患者が増えて、入院病床率も増加しているのを知らないのだろうか。これは明らかに間違った情報を視聴者に与えている。最近の医療状況についての福岡県医師会などの会見も度々ニュースになっているし、現在、抗生剤や、咳止め、去痰薬、感冒薬などどれもこれも不足してきていて、処方したい薬、処方すべき薬の在庫がない状態となっている。このまま状況が悪化するとどうなるのだろうか。これらの状況を我が身のことと思って感染予防のためにすべきことなどを、マスコミは少しぐらい報道してもいいのではないかと思う。この数年人々が学んだこと（コロナウイルスの性質や、いつマスクを外していい場面や付けた方がいい場面について、感染拡大リスクがある状況かどうかの判断など）をうまく応用すれば第９波や医療崩壊は防げると思うのに、欲望が理性に勝るのだろう、結局これまでと同じことを繰り返している。隅田川の花火大会の100万人の見物客のニュースを見てそう感じた。

ひとりごとですので反論等々ご容赦ください。

先週末に濃厚接触者の自宅待機期間が５日間になり、抗原検査すれば3日で解除になるとニュースで見ました。この件は行政や医師会などから全く通達がなく、しかし保健所に聞いたらすでにニュースの通り運用しているとのことです。これは医療関係者にまず連絡があるべきなのではないかと思います。

内容ですが５日間の短縮はまあ良いとして、無症状の方への抗原検査は元々推奨されない（診断に向かない）のは医療者の中では周知のことなので、抗原キットが無駄になるだけなんじゃないでしょうか？大体この抗原検査は個人でやるのでしょうか？医療機関に抗原検査目的で受診されても対応はできないでしょう。

また発熱外来で抗原検査キットを渡して、受診前の患者さんに自分で検査してもらえと政治家が言っていましたが、誰がどのような人を対象に配るんでしょうか？手いっぱいの発熱外来をやっている医療機関にはそんな余裕はないと思います。また北九州市ではご自分で行った検査で陽性になっても、確認のため医療機関を受診して再検査をするようになっております。それなら自分で検査する意味があるのかな？一方で再検査を必要としない地域もあります。医療機関を受診して陽性結果の写真などで確認、診察して発生届を出してくれます。柔軟な対応を求めたいです。

抗原キットは１億８千万回分あるそうですが、すぐになくなりそうですね。抗原キットは不足気味で手に入れるのに苦労しておりますので精度の良いものであれば、無駄にしないで診断用に医療機関に回して欲しいです。

おそらくこの変更はお医者さんの意見は反映されてないのかと思います。早く社会に復帰させる、経済を回すことばかり重要視しているようにしか思えません。（まあ濃厚接触者とされた医療関係者も早く復帰できますけどね。）この変更でさらに感染者が増えないことを祈ります。

１月１２日、１３日は東京へアレルギー関連の講演会に行って来ました。皮膚科領域、眼科領域、耳鼻科領域の異なる専門医の講演であり、花粉症シーズンを前にしてとても有意義であったと思います。会場はお台場のホテルでしたので、写真は付近の様子です。実物大のユニコーンガンダムは大人気でした。

明けましておめでとうございます。皆様、どんなお正月を過ごしていらっしゃいますか？

毎年同じことを書いてしまいますが、今年も気持ちを新たに診断や治療のスキルアップを重視し、質の高い医療提供に努めたいと思っております。どうぞ本年もよろしくお願いします。

10月22日（火）は即位礼正殿の儀のため休診とさせていただきます。ご了承ください。

先日は戸畑区の耳鼻科医で集まり、食事をしながら近況報告や情報交換を行いまして有意義な時間を過ごさせていただきました。

　開院して１０年経ちました。と言っても毎日毎日を出来る限りしっかり診療してきた積み重ねが１０年になっただけで単に通過点に過ぎないと思っています。医学は日進月歩です。１０年前の非常識が現在の常識だったりします。これからもしっかり勉強して、皆さんにとって（また私にとっても）満足な結果の出る治療をしたいと思っておりますので今後ともよろしくお願いいたします。

　インフルエンザ予防接種を開始しております。診療時間内、受け付け順に随時接種致します。（一般診療の場合と一緒です。）予防接種や診察などをオンラインで予約の場合は「診療内容」でいずれかを選択してください。今回もワクチンの供給が少ないそうで接種ご希望のかたは念の為来院前にお電話にてご確認ください。また接種費用については市医師会の参考価格としております。減額や免除のある方もいらっしゃいますのでお尋ねください。

先日は上記の会が開催されました。今回はフレンチレストランで行われ、昨今の医療状況や近況について話が弾みました。

先日は上記出席しました。大学の先輩でもある産業医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科准教授の北村　拓朗先生の『鼻閉、睡眠時無呼吸症候群と認知機能障害』という講演でした。認知機能に影響を及ぼす耳鼻科疾患については難聴がよく話題にのぼります。また睡眠時無呼吸症候群にも様々な合併症がありますが、認知症のリスクについても色々な報告例を元にご講演頂き大変勉強になりました。